何を失い何を得た?

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お題「#この1年の変化

この1年、世の中も、組織も、企業も、学校も、人間関係も、自分自身も、
確実に変化があったと思います。

自分語りで申し訳ないのですが、確実に変化したけど実態がつかめていない「自分自身」について、お題をお借りして書きながら整理したいなと思います。

分かりやすいのは肉体面の変化です。
体力を失い筋力を得ました。

外出する機会が減少して運動量が減り体力が落ちた一方で、運動不足解消のために始めた筋トレの結果筋力はついたと思います。
以前記事にした竹脇まりなさんの動画のおかげです。

そして難しいのが精神面、内面の変化です。
モチベーションを失い人間味を得た?...といえるんでしょうか。

「何かを頑張ろう」というモチベーションを保ちづらい。
頑張ったご褒美に制限がある(旅行や、人が集まるイベントへの参加などがしづらい)ことも一因かと思います。

自分の場合はそれ以上に、自分と似た状況の人が頑張る姿を見る機会の減少が影響を与えているようです。
「周囲に後れを取らないように」とか「後輩には負けたくない」とか、思った以上に他人との比較ベースのモチベーションづくりをしていたのだなと、この1年で気づきました。
比較対象の姿が見えづらくなると、視線が自分に向いてくる。
周囲の様子がわからないうえに、なんでこんなに一生懸命やっていたんだろうとか、やる意義ってなんだろうとか、そんな思いが浮かんできて、答えも出ずモチベーションが低下する。
「将来こうなりたい」とか「できるようになりたい」とか「何かに貢献したい」とか、自分基準のモチベーションをつくればいいはずなんです。
でも、なかなか浮かんでこない、出てこない。
これまでずっと環境に流されて生きてきた。人から影響される側だった証拠です。
だからこそ、自分で考える力をつけたくてこのブログをはじめました

他人との比較ベースのモチベーションを持つ割に要領が良いわけでもないので、余裕のない日々を送っていたと思います。
今思うとまるで機械。追いつくために必要な事柄を調査して拾い上げる繰り返し。
求められる出力に近づけるためひたすら学習し続けるポンコツ人工知能
その日々に疑問を持たず、嫌だとも苦しいとも感じなかった自分。

無意識に封印されていた心は視線を向けられたことで、違和感や辛さ、本音をあらわにするようになりました。

  • 他人との比較ベースでしかモチベーションをつくれない小ささが嫌だ
  • 自分基準のモチベーションをつくれなくて辛い
  • 追いつくために余裕のない日々を送るのが辛いし苦しい
  • 頑張りたくない
  • 何もかも面倒くさい

だいぶ後ろ向きな感情ですが、感情がある時点で人間味を少しは取り戻せているかなと思います。

オフラインで人と会う機会が減って寂しいとか、大勢の人が集まってワイワイする場が恋しいとか、そういう気持ちもある。

人間味が戻り感情の主張が大きくなったことで、折り合いをつけるのが大変な場面も増えると思います。

それでも、人間味を取り戻せてよかった。
前よりは生きている感じがする。